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7月1日にいよいよFA市場が解禁

 NBAでは現地7月1日から、いよいよフリーエージェント(FA)の交渉が解禁となる。ロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワードとロサンゼルス・クリッパーズのクリス・ポールの超大物選手を筆頭に、今年も多くの選手たちがFA市場をにぎわせている。

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 今夏のFA市場の2大銘柄はハワードとポール。レイカーズはハワードに対し、他チームよりも約3000万ドル(約29億8000万円)上回る契約をオファーできるが、ハワードはマイク・ダントーニHCのシステムと噛み合わずに昨季苦戦したこともあり、わずか1シーズンで退団する可能性もある。ハワードの移籍先として、ヒューストン・ロケッツ、ダラス・マーベリックス、アトランタ・ホークスが名乗りを挙げている。

 一方のポールは、クリッパーズに残留する見通しだ。チームは、昨季パシフィック地区初優勝を果たして勢いに乗っており、先日のボストン・セルティックスとのトレードでドック・リバースHCを獲得したことが、ポール引き止めの決定打となりそうだ。

 このほか、アトランタ・ホークスの万能型フォワードのジョシュ・スミス、イースタン・カンファレンス決勝でインディアナ・ペイサーズを引っ張りマイアミ・ヒートを第7戦まで苦しめる原動力となったデイビッド・ウェスト、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに大黒柱として迎えられながら膝のケガで昨季全休となったアンドリュー・バイナム、屈強な肉体を持つユタ・ジャズのアル・ジェファーソンら大物フロントコートプレーヤーがFA市場に登場する。

また、米国代表として五輪で金メダルを獲得したアンドレ・イグダーラ、昨季シックスマン・オブ・ザ・イヤーのJR・スミスにも多くのチームから声がかかりそうだ。また、サンアントニオ・スパーズのビッグスリーの一角、マヌ・ジノビリがチームと再契約を結ぶかどうかにも注目が集まる。

選手は7月1日以降であれば契約に合意できるが、実際に契約にサインをするのは、来季のサラリーキャップが決定した10日以降となる。

2013ドラフト、ベネットがカナダ人初の全体1位

 NBAドラフト2013が現地27日に開催され、全体1位の指名権をもっていたクリーブランド・キャバリアーズはネバダ大学ラスベガス校のアンソニー・ベネットを指名した。注目されていたナーレンズ・ノエル(ケンタッキー大)はニューオーリンズ・ペリカンズが6位指名したが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのJ.ホリデーとのトレードが濃厚となっている。

 今年のドラフトの下馬評では、ノエルが全体1位指名の最右翼とされていたが、蓋を開けてみれば上位5名の指名を終えても名前が呼ばれず。全体1位にはネバダ大学ラスベガス校の1年生であるベネットが指名され、同選手はカナダ人として史上初めて1位指名されるという栄誉に輝くことになった。同選手は「皆さんと同様に、僕も非常に驚いている」とコメント。大方の予想を覆しての1位指名にやや戸惑った様子をみせた。

 また、2位の指名権を保持していたオーランド・マジックはスウィングマンのビクター・オラディポ(インディアナ大)をチョイス。また、ワシントン・ウィザーズはオット・ポーター(ジョージタウン大)を全体3位で指名している。

このあと、シャーロット・ボブキャッツがコディー・ゼラー(インディアナ大)、フェニックス・サンズがアレックス・レン(メリーランド大)を指名したあと、ようやくペリカンズがノエルを指名。なお、ノエルは謙虚に「何一つ確かなことなんてなかった。もちろん自分が1位指名されるなんて思ってなかったよ」とコメントした。

2013年ドラフトの1巡目指名選手は以下の通り。

  • 1.キャバリアーズ:アンソニー・ベネット(PF、ネバダ大学ラスベガス校)
  • 2.マジック:ビクター・オラディポ(SG、インディアナ大)
  • 3.ウィザーズ:オット・ポーター(SF、ジョージタウン大)
  • 4.ボブキャッツ:コディー・ゼラー(C、インディアナ大)
  • 5.サンズ:アレックス・レン(C、メリーランド大)
  • 6.ペリカンズ:ナーレンズ・ノエル(C、ケンタッキー大)
  • 7.キングス:ベン・マクレモア(SG、カンザス大)
  • 8.ピストンズ:ケンタビアス・カルドウェル・ポープ(SG、ジョージア大)
  • 9.ティンバーウルブス:トレイ・バーク(PG、ミシガン大)※ジャズへトレード
  • 10.トレイルブレイザーズ:C.J.マッカラム(SG、リーハイ大)
  • 11.セブンティシクサーズ:マイケル・カーター・ウィリアムス(PG、シラキュース大)
  • 12.サンダー:スティーブン・アダムス(C、ピッツバーグ大)
  • 13.マーベリックス:ケリー・オリニク(C、ゴンザガ大)※セルティックスへトレード
  • 14.ジャズ:シャバズ・ムハマド(SG、カリフォルニア大学ロサンゼルス校)※ティンバーウルブスへトレード
  • 15.バックス:ギアニス・アネトクンボ(F、フィラスリティコス/ギリシャ)
  • 16.セルティックス:ルーカス・ノゲイラ(C、エストゥディアンテス/スペイン)※ホークスへトレード
  • 17.ホークス:デニス・シュローダー(PG、ファントムス・ブラウンシュバイク/ドイツ)
  • 18.ホークス:シェーン・ラーキン(PG、マイアミ大)※マーベリックスへトレード
  • 19.キャバリアーズ:セルゲイ・カラセフ(SF、BCトリウンフ・リュベルツィ/ロシア)
  • 20.ブルズ:トニー・スネル(SG、ニューメキシコ大)
  • 21.ジャズ:ゴルグイ・ディエン(C、ルイスビル大)※ティンバーウルブスへトレード
  • 22.ネッツ:メイスン・プラムリー(PF、デューク大)
  • 23.ペイサーズ:ソロモン・ヒル(SF、アリゾナ大)
  • 24.ニックス:ティム・ハーダウェイJr.(SG、ミシガン大)
  • 25.クリッパーズ:レジー・バロック(SG、ノースカロライナ大)
  • 26.ティンバーウルブス:アンドレ・ロバーソン(SF、コロラド大)※サンダーへトレード
  • 27.ナゲッツ:ルディ・ゴバート(PF、ショレ・バスケット/フランス)
  • 28.スパーズ:リビオ・ジーン・チャールズ(F、アスベル・リヨン・ビュールバンヌ/フランス)
  • 29.サンダー:アーチー・グッドウィン(SG、ケンタッキー大)※ウォリアーズへトレード
  • 30.サンズ:ネマニャ・ネドビッチ(PG、リエトゥボス・リータス/リトアニア)

ヒートが連覇達成!スパーズとの激闘制す レブロンが貫録のMVP

 NBAは現地20日、マイアミでNBAファイナル(7回戦制)の第7戦を行い、イースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートが、ウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズに95対88で勝利。2年連続3回目のリーグ制覇を飾った。シリーズMVPには、2年連続でレブロン・ジェイムスが選ばれた。

 第6戦でヒートが土壇場から勝利をもぎ取り、歴史に残る名勝負となった今季ファイナル。ついに迎えたこの日の最終戦でも、序盤から両チーム一歩も譲らぬ攻防が繰り広げられ、リードを広げようとするヒートに対し、スパーズも負けじと食らいつく白熱の展開となった。第3Q終盤にはスパーズがリードを奪うが、ヒートはシェーン・バティエーのスリーで追い付くと、さらにマリオ・チャルマーズが終了ブザーと同時にバンクショットでのスリーを沈め、72対71のヒートリードで勝負の第4Qに突入する。

 迎えた第4Q、本拠地の大声援を背に突き放しにかかるヒートに対し、スパーズも王者奪還への執念を見せる。残り2分にはカウィ・レオナルドがスリーを沈め、88対90の2点差に迫ると、さらにその直後にはヒートのチャルマーズが2本連続でフリースローを外し、流れはスパーズに傾く。このあと、レオナルド、バティエーと双方ともにスリーを外して迎えた残り49秒、スパーズはボールを大黒柱のティム・ダンカンに預けるが、ダンカンはゴール下でのフックシュートに失敗。さらにリバウンドをチップで押し込もうとするが、これも外れてしまい、千載一遇のチャンスを逃してしまう。

逆にこの勝負どころで輝いたのは、やはり"キング"レブロンだった。コートを叩いて悔しがるダンカンを尻目に、残り28秒に冷静にジャンプシュートに成功。92対88と4点差にリードを広げ、勝利を大きく手繰り寄せた。 このあと、タイムアウト明けにスパーズはマヌ・ジノビリにボールを託すが、苦し紛れに出したパスをレブロンがカット。ファウルを受けてフリースローを獲得すると、ここでも確実に2本のシュートを沈め、6点差として勝利を決定的なものとした。

最終戦でも37得点、12リバウンドの活躍を見せたレブロンは、レギュラーシーズンに続き、2年連続でファイナルMVPに選出。また、ひざの怪我をおして出場したドウェイン・ウェイドも23得点、10リバウンドと存在感を示した。その一方で、ビッグスリーの一角のクリス・ボッシュは無得点と大ブレーキとなったが、その穴をカバーしたのが仕事人バティエ―。スリーポイント8本中6本を沈め、要所でスパーズの勢いを寸断してみせた。

一方、5回目のファイナル進出で初めての敗北を喫したスパーズは、大ベテランのダンカンが24得点、12リバウンドと奮闘。マヌ・ジノビリも18得点、5アシストを記録したが、トニー・パーカーがフィールドゴール12本中わずか3本の成功と精彩を欠き、6年ぶりのリーグ制覇はならなかった。

ヒート、「ビッグ3」で2回目のファイナル敗退危機

ヒートは2010年にレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェード、クリス・ボッシュの「ビッグスリー」を集めて以来、3シーズン連続でNBAファイナルに進出するも、2011年のファイナル敗退に続き2回目のファイナル敗退の瀬戸際に追い込まれている。 昨季王者のヒートはことしのファイナル(7回戦制)で2勝3敗と、スパーズに王手をかけられており、18日に本拠地マイアミで行われる第6戦に勝ち、さらに20日の第7戦も勝たなければ連覇は消滅する。 ジェームズは16日、スパーズに104─114で敗れた後、「第6戦では存在感を示さなければならない。シリーズを最終戦に持ち込むためにも、全員が高いレベルでプレーする必要がある」と述べた。

ヒートは「ビッグスリー」が集まった2010─11年シーズンのファイナルでマーベリックスに敗退。2011─12年シーズンはサンダーを4勝1敗で下し、王座に就いた。ことしのファイナルでも下馬評ではヒートのほうが高かったが、ベテランと若手のパフォーマンスがうまく融合したスパーズに苦しめられている。

ジノビリが復調、スパーズがヒート撃破しリーグ制覇に王手

 NBAは現地16日、NBAファイナル(7回戦制)の第5戦を行い、ウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズが、イースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートに114対104で快勝。シリーズ対戦成績を3勝2敗とし、リーグ優勝にあと1勝と迫った。

 2勝2敗のイーブンで迎えた第5戦、スパーズは「ビッグスリー」がチームをけん引。今シーズンを通じて初のスタメンで登場したマヌ・ジノビリは、今季最多の24得点、10アシストのダブルダブルをマークし、長いスランプからようやく脱却。トニー・パーカーはハムストリングのけがを忘れさせるようなパフォーマンスで26得点、ティム・ダンカンも17得点、12リバウンドのダブルダブルを記録した。

ヒートがBIG3の活躍でスパーズに勝利 シリーズ2勝2敗のタイに

 6月14日(金)-NBAは現地13日、NBAファイナル(7回戦制)の第4戦を行い、イースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートがウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズに、109対93で勝利。シリーズ対戦成績を2勝2敗のイーブンに戻した。

 第3戦で敗れ1勝2敗とビハインドに立たされたヒートだったが、この日は今シリーズ不調だったBIG3が活躍する。  第1クォーター(Q)ではレブロン・ジェイムスとドウェイン・ウェイドが合計21得点を挙げ、ヒートが29対26とリード。スパーズも第2Q終盤にスパートをかけ、前半は49対49で終了する。第3Qも一進一退で終えるが、迎えた第4Q、遂にヒートのBIG3が爆発。一気にランをかけ、残り4分半でリードを15点差とすると、スパーズは主力をベンチに下げ、早々に白旗を挙げた。ヒートは敵地での第4戦に勝利し、シリーズをイーブンとした。

 低調なパフォーマンスが続き、批判を受けていたレブロン・ジェイムスは33得点、11リバウンドでMVPの存在感を発揮。ウェイドも今ポストシーズン最多の32得点、クリス・ボッシュは20得点、13リバウンドを記録。BIG3で計85得点を挙げ、チームを勝利に導いた。 スパーズはティム・ダンカンが20得点、トニー・パーカーが15得点、9アシストを記録したが、チームは合計19のターンオーバーを記録。第3戦ではプレーオフファイナル最多となる16本のスリーを沈め相手を圧倒したが、この日はミスが目立ち終盤ヒートに突き放された。

ネッツ、J.キッド新HC誕生へ

 ブルックリン・ネッツが現地11日、かつてチームをNBAファイナルに導き、球団の黄金時代を築いたジェイソン・キッドの新HC就任を発表した。契約内容は明かされていない。チームは、13日に本拠地アリーナのバークレイズ・センターで記者会見を行う。

 現在40歳のキッドは、ニューヨーク・ニックスで1シーズンをプレーした後、今月初めに現役生活にピリオドを打ったばかり。もちろんコーチとしての経験は無いが、ネッツは、P.J.カリーシモ暫定HCの後任として球団に縁のある元スターのHC起用を決断した。  ネッツのオーナーのミハエル・プロコロフ氏は同日、声明を発表。「ジェイソン・キッドは、ネッツとニューヨークの街で長きにわたる伝説的な経歴を誇っている。彼には我々が求めている情熱があり、ブルクリン・ネッツが現在追い求めていることをすべて、現役時代に達成してきた。彼がチームをそこへ導いてくれると確信している。おかえり、ジェイソン」と、球団の元スターの古巣復帰を歓迎した。

 キッドは、19年間の現役生活のうち6年半をネッツで過ごし、2002年、03年と2年連続でチームをNBAファイナルに導いた。ネッツでの通算成績は平均14.6得点、9.1アシスト、7.2リバウンド。多くの部門でネッツの歴代1位の成績を記録している。  ネッツ18代目監督への就任が決まったキッドは、「ブルックリン・ネッツの監督になるという、素晴らしいチャンスを与えられた。私はこのポジションに就くために、現役時代を通じてずっと学んできた」と、念願の職に就いたことを喜んだ。

スリーが16本さく裂! スパーズがヒート粉砕でシリーズ2勝1敗に

 NBAは現地11日、NBAファイナル(7回戦制)の第3戦を行い、ホームに戻ってきたウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズが、113対77でイースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートに完勝。シリーズ対戦成績で2勝1敗とリードした。

 19点差で大敗した第2戦から立て直したスパーズは、ファイナルのチーム記録となる16本のスリーポイントシュートをさく裂させ、試合を一方的に支配して勝利した。

 44対44の前半終了間際、スパーズは2本連続のスリーで6点リードとしてハーフタイムを迎えると、第3Qには一時21点リードに突き放す。レブロン・ジェイムスの活躍で第3Q終了時に15点リードに戻されたが、第4Q明けからは、ダニー・グリーン、ゲイリー・ニール、カウィ・レオナルドが13対0のランを展開。グリーンのスリーで残り約9分半の時点で91対63と大量リードを奪い、勝負の行方を決めた。

 この日の勝利の立役者はスパーズの「ビッグスリー」ではなく、グリーンとニール、レオナルドの若手トリオだった。グリーンは、9本中7本のスリー成功でチーム最多の27得点、ニールは10本中6本を沈め24得点、レオナルドは14得点、12リバウンドのダブルダブルをマークするとともに、MVP4回のレブロン相手に見事な堅守を披露した。

 第2戦でファイナルのキャリアワーストの成績を記録したティム・ダンカンは、12得点、14リバウンドのダブルダブルと復調し、勝利に貢献した。


 ヒートは、レブロンが15得点、11リバウンドをマーク。しかし、レオナルドに苦戦し最初のフィールドゴール13本中11本を外すなど精彩を欠いた。マイク・ミラーは全5本のスリーを決めて15得点だった。

ヒートが終盤に怒とうの猛攻でスパーズ撃破

 NBAファイナルは現地6日に第1戦が行われ、ウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズが、敵地でイースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートに92対88で勝利した。

 ホームで迎えた初戦を落としたヒートは、第3Q終盤の時点で61対62とスパーズにリードを許していたが、そこからディフェンスを一層引き締めるとともに、オフェンスではスリーポイントシュートをさく裂させ、一気に引き離した。

 マリオ・チャルマーズは、3点プレーで反撃の口火を切ると、第3Q終了直前にも再び3点プレーを完成。レイ・アレンとマイク・ミラーは、それぞれスリーに成功、この日はスロースタートとなったレブロンもようやく3本目のフィールドゴール(FG)を決めるなど、ヒートは75対65と10点リードで第4Qを迎える。

ヒートの勢いは止まらず、第4Q明けからは9対0の猛チャージを展開し、84対65とリードは19点に。レブロンのスリーでランを締めくくって第4Q残り7分13秒の時点で94対67と27点差とし、5カ月ぶりの連敗の可能性を排除した。

終盤の猛攻をけん引したチャルマーズは、チーム最多の19得点と奮起。レブロンは、最初に放ったFG13本中10本を外すなどオフェンスに苦戦したが終盤に持ち直し、17得点、8リバウンド、7アシスト。レイ・アレンが13得点、ここまでスランプだったクリス・ボッシュは12得点、10リバウンドのダブルダブルで貢献した。チーム全体でスリーを19本中10本成功させた。

敗れたスパーズは、ダニー・グリーンが5本のスリー成功を含む全6本のFGを沈め、チーム最多の17得点をマーク。第1戦の勝利の立役者であるトニー・パーカーは、14本中5本のFG成功で13得点、ティム・ダンカンは13本中本3本の成功で9得点、11リバウンドだった。しかし、最大の敗因となったのは17回を記録したターンオーバーで、そこから19点をヒートに献上してしまった。 第3戦は11日、スパーズの本拠地に移動して行われる。

パーカーのクラッチショットがスパーズに勝利をもたらす

 NBAファイナルは現地6日に第1戦が行われ、ウェスタン・カンファレンス第2シードのサンアントニオ・スパーズが、敵地でイースタン・カンファレンス第1シードのマイアミ・ヒートに92対88で勝利した。

 2007年以来6年ぶりのファイナル進出となったスパーズは、イースタン・カンファレンス決勝でメンフィス・グリズリーズを4連勝とスイープしたため、10日ぶりの試合に。序盤はティム・ダンカンが最初の5本のシュートを外すなどブランクの影響がみられたが、ダンカンが徐々に調子を上げてヒートに食らいついていくと、第4Qにはトニー・パーカーの2本のフリースローで77対76とリードを奪うことに成功。さらに残り5分半にはダンカンのシュートで83対79と4点リードを手にする。

このあと、一進一退の攻防が繰り広げられた試合は、90対88で迎えた残り5.2秒、パーカーが一度はひざをコートにつきながらも、なんとか体勢を立て直すとショットクロックギリギリでバンクショットに成功。リードを4点に広げ、勝利を決定的なものとした。

スパーズはダンカンが20得点、14リバウンドの大活躍。マヌ・ジノビリは13得点を記録した。また、ファイナルデビュー戦となったカウィ・レオナルドはレブロン・ジェイムスを16本中7本のシュート成功に抑えると同時に、自らも10得点、10リバウンドのダブルダブルをマークした。

一方のヒートではレブロンが18得点、18リバウンド、10アシストとプレーオフで通算10度目のトリプルダブルを記録したものの、残り5秒のシュートを外すなど勝負どころで活躍できず。ドウェイン・ウェイドは17得点だった。 第2戦は9日にヒートのホームで行なわれる。

スパーズT.マグレディ、今季終了後の引退か

サンアントニオ・スパーズのトレイシー・マグレディが、NBAファイナル終了後に現役引退を検討することが分かった。  4月16日にスパーズと契約を結んだ34歳のマグレディは、キャリア16年目で初のNBAファイナルを翌日に控えた5日にインタビューに応じ、「理想とする状況下ではないものの、引退する前にファイナル出場を経験できてうれしい」とコメントした。

 今季終了後に中国リーグに戻るか、NBAでプレーをするかという質問に対しては、シーズンが終わってみなければ分からないと前置きしつつ、今季限りで引退する可能性もあると述べたという。

マグレディは、オールスター7回出場、オールNBAファーストチームに2回選出。オーランド・マジック時代には2002-03シーズンにキャリア最高の平均32.1得点を記録するなど、7シーズンで平均24得点をマークした。順風満帆のキャリアを送っていたが、ヒューストン・ロケッツ時代から故障に苦しみ、2005-06、2008-09、2009-10シーズンは50試合以下の出場に甘んじた。スパーズと契約する前は、中国リーグ(CBA)の青島ダブルスター・イーグルスでプレーをしていた。

ヒートが3年連続ファイナル進出を決める レブロン32得点

 NBAは現地3日、イースタン・カンファレンス決勝(7回戦制)の第7戦が行われ、マイアミ・ヒートが本拠地でインディアナ・ペイサーズに99対76で快勝を収め、シリーズ成績4勝3敗で3年連続となるNBAファイナル進出を決めた。

 第6戦はペイサーズが本拠地で勝利し、3勝3敗で最終戦までもつれ込んだイースタン・カンファレンス決勝。どちらに転ぶか分からない展開となった同カードだったが、昨季王者ヒートが本拠地での大一番で本領を発揮した。

 第1Qこそ19対21とビハインドで終わったヒートだが、大黒柱レブロン・ジェイムスが前半だけで18得点を奪うと、レイ・アレンもスリーポイントシュート3本を沈めて第2Qで一気に逆転に成功。そのまま主導権を握り続け、最大で28点リードを奪う圧勝でペイサーズを振り切った。

大一番でも実力を発揮したレブロンは32得点、8リバウンドをマーク。第4Q残り5分8秒に役目を終え、先日引退したサッカー界のスーパースター、デイビッド・ベッカムと握手を交わしベンチに下がった。また、ケガを抱えるドウェイン・ウェイドも21得点、9リバウンドを記録し、チームの快勝に貢献した。

昨季王者のヒートは6日から始まるNBAファイナルで、先にウェスタン・カンファレンス優勝を決めていたサンアントニオ・スパーズとリーグ優勝を懸けて激突する。第1戦はヒートの本拠地で行われる。 一方、あと一歩まで王者ヒートを追い詰めたペイサーズは、ロイ・ヒバートが18得点、デイビッド・ウェストが14得点、ジョージ・ヒルが13得点をマーク。しかし、得点源のポール・ジョージがわずか7得点に封じ込められ、最後は地力の差を見せつけられた。

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